備州窯は、昭和49年に人間国宝の故山本陶秀の発案で、長男雄一夫妻が開いた窯元です。
初めの頃は、陶秀門下の弟子養成所としての色彩が濃く、少人数の窯でしたが、
年々の事業を発展させ備前焼では最も規模の大きい窯元になりました。
その間、多くの有能な備前焼作家を世に送り出してきましたし、後発の陶工たちも、
ロクロの名手、実直にして温雅であった陶秀の衣鉢を継ぐべく研鑚の日々を過ごしております。
備州窯は「愛される窯場」をモットーに接客の面でも大いに気を配っております。
大型駐車場を完備し、年間延べ2500台もの観光バスを受け入れています。
広い展示場には、備州窯の陶工たちの作品や、山本家一統及び陶秀一門の作家の作品を約1万点展示即売しております。
200名が収容できる「体験コーナー」では陶工が懇切な指導をし、お客様に手びねりの作品を作っていただいております。
又、工房・窯場は常に解放されており、作陶風景や窯たきなど自由に見学ができ、適宜解り易い説明も行っています。
備州窯は、1000年歴史をもつ伝統工芸備前焼を、よりいっそう皆様に愛していただけるよう精進します。
是非一度お越しの上、ご意見をお聞かせ下さい。